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伝わる&売れる文章のルール伝わる&売れる文章のルール

ルール その61

すべては模倣から始まる(1)好きな作家になりきってみよう。

売れる文章講座

すべては模倣から始まる。(その1)

 
 
すべての創造は模倣から始まる、とう言葉がありますが、自分が尊敬する人の作風を「真似て」みることは、文章の勉強を進めていくうえで、とても有効な方法のひとつです。
 
私は以前、進学塾の作文指導の授業で、作文嫌いの生徒達に対して、
 
「自分が好きな作家、漫画家、なんでもいいから、その人の言葉を真似て文章を書いてみよう」
 
という授業をしたことがあります。最初は生徒も躊躇していますが「学校の授業とは違うんだから、何を書いても自由。むしろ、ウケ狙いでも大丈夫」と、指導をすると、ムードメーカーの生徒が面白い文章を書いて、みんなを笑わせようとしてくれるものです。
 
今でも思い出すのは、H君という生徒なのですが、彼は熱心に読んでいるマンガの台詞や情景描写の文章を巧みに取り入れた作文を書いてくれたことがありました。
 
私がそれを教室で読むと、生徒はみんな大爆笑で、H君の作文を絶賛しました。かなり勉強が苦手だったH君にとって、みんなに褒められるという体験が嬉しかったのでしょう。「先生! 俺、作文なら得意ですよ!」と、作文の授業の時には率先して、取り組むようになりました。生徒もH君に質問をしたりして、とても良い学習環境ができあがったものです。
 
 

「嫌い!」から「嫌いじゃない」へ。

 
このような良い環境が整ったのなら、あとは「どんどん文章を書かせる(絶対量を増やす)」こと、そして「基本的な技法」を折々に指導していくことです。
 
「ここで語句の順番を逆にすると、印象が強くなるね? これが『倒置法』だよ」
 
などと、生徒が考えた文章を添削しながら技法を、指導していくことで、基本的な知識を広げていきます。最初は「まねて」いたものが、少しずつですが確実に「自分らしい文章」へと成長していきます。書く事が面白い。だから書き続けられる。そう感じることができる環境を作っておけば、あとは要所要所で指導を加えて、よいところを伸ばしていけばいいわけです。
 
「作文は嫌いだったけれど、今は嫌いじゃない」そう意識を変えることができたのなら、あとは自分の意思で、どんどん課題に挑戦していけるようになるものです。「嫌い」と感じる作業に手を伸ばさせる。そして継続させる指導を行うということはとても難しいものです。嫌いだから続かないから今の状況があるわけでちょっとやそっとで変われるくらいならば「嫌い」にはなりません。根っこの部分はかなり深く長いものです。その重い腰を上げるきっかけのひとつとして、好きな作家の作風をまねてみるのは有効な演習のひとつとなります。ぜひ試してみてください。
 
※すべては模倣から始まる その2へ
 


伝わる文章講座 佐藤 隆弘 拝


 
リニューアルの追伸
私の場合、ここで「著作権」についての指導も行うようにしていました。無断複製が法的に罰せられるというだけではなく「作者に対しての敬意と尊敬」を育てられるように授業を行っていました。知的財産に関する知識は制作を行う上で必須の知識となりますので、理解しておくことをおすすめします。

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