Re:word project21 since 2001
伝わる&売れる文章のルール伝わる&売れる文章のルール

その57 目の前の壁を越える(その3)

売れる文章講座

他人と自分の「壁の高さ」を比較してはいないか?

 
 
ここで大切なことがひとつ。
あなたの壁と、周りの人の壁はちがうのだ、ということ。
 
あなたが「やったよ。25m泳げるようになったよ!」と、ひとりで喜びを噛み締めていたとします。その時ふと、別のコースで練習している小学生の姿が目に飛び込んできました。その子は50m、100mと淡々と泳ぎ続けています。横にいるコーチの激励を受けながら、さらに記録を伸ばそうと練習しているようです。
  
その時あなたは「ああ、俺なんてまだ25mだし」と思うかもしれません。がんばって壁を越えたつもりになっていたけれど、なんだよ何も越えていないじゃないか。小学生でもすいすい泳げる距離が泳げるようになったからといって何をよろこんでいるんだ・・・。 と、思うかもしれません。急にやる気を失ってしまうかもしれません。
頑張っていた自分のことを思い出して、ちょっと、自分が惨めに思えるかもしれません。
 
 

「一番最初に壁を越えた感覚 =最初の成功体験」が支えになる。

 
いいえ、ちがいます。惨めでも、小さくもありません。あなたは確かに「壁を越えた」んです。
 
「全く泳げなかった」→「25m泳げるようになった」
 
という出発点から、自分は始めたのだ。ゼロから始めて、ここまでやってこれたんだ、がんばったんだ、と出発点をふりかえり、しっかりと噛み締める必要があるのです。ここ、重要です
 
その壁を越えるために、どれだけ真面目にコツコツと、努力を積み重ねてきたのかは、あなたしか知りません。そしてその経験は、あなただけの大切な資産です。その資産を活用して、次の壁を乗り越えていくわけです。自分の壁をひとつ越えた。その経験を活用して、次の壁も越えた。他の人から見たら、ささやかな壁かもしれませんが、大きな壁を越えるには、無数の小さな壁を「越え続け」る必要があります。
 
そこに必要なのが「一番最初に壁を越えた感覚 =最初の成功体験」なのです。これを、絶対に忘れてはいけません。あなたは、自分自身の壁を越えたのです。少し大げさでもいいですから、その感情を大きく盛り上げて自分で自分を認めてあげましょう。周りとの「壁の高さ」を比較する必要はないんですよ。
 
(自分の壁を越える その4へつづく)
 


伝わる文章講座 佐藤 隆弘 拝


 
リニューアルの追記
比較する相手は、他人ではなく「過去の自分」。記録を取って、その成長を確かめていく。そして目標に向けての軌道修正を行っていく。大切なことなので繰り返しますが、目の前の壁を越える時に確認するのは「他人ではなく、過去の自分」です。

HOME | ルール57 目の前の壁を越える瞬間 その3