ルール28 恥ずかしさは飛躍の「隠れ蓑」
飛躍のヒントは、恥ずかしさの中にヒントあり?
自分には合わないな、といいますか、いつもならば、絶対に挑戦しないような事をやってみると意外に、あっさりと『新しい世界観』を掴んだりするものです。
私の場合は『ネット広告コンテスト』でした。このコンテストで、花屋さんのキャッチコピーを考えた事が自分の中にある、今までは使った事がない部分を揺り起こす、きっかけになったのです。
正直いって、私は「花束」ってガラではないんです。今までの人生の中で、花束を買ったことなんて病院のお見舞いの時くらい(それでも、なんとなく照れくさかった)ですね。逆に、花束をいただいた事もないし、正反対の世界だと言っても、決して言い過ぎではないかもしれません。
ところが、その時は何故か「自分とは縁が遠い世界」だからこそ挑戦してみよう、と思ったんですね。他社のキャッチコピーを考えるのも初めてだったしコンテストに応募するのも初めて。だからこそ、全然関係のない世界に挑戦してみようと、思ったのかもしれません。
■おめでとうございます!
『厳正なる審査の上』そんな、どこかで聞いたことがあるような言葉と一緒に、受賞報告のメールが届いた時は「え? なんだろう?」という感じが最初。少ししてから「やったぜ!」という感じで高笑いをして(笑)数時間後には「生まれて初めての受賞が『花屋さん』か・・」と、ちょっと不思議な感じがしたことを、覚えています。これから、人生に、少しは彩りが加わってくるのかな、などと、モノクロの人生を振り返りつつ、ひとりでニヤニヤしてしまったものです(笑)
それから数ヶ月後。今までは、考えた事もなかったような数の広告・ホームページを見てキャッチコピー&文章のアドバイスをしている、自分がいました。そして受講生の方から「ありがとうございます!」と嬉しいメッセージを、いただいている自分がいました。
これも、あの時「花束」という「いつもと違った自分」に挑戦した事が、すべての始まりだったんです。そしてみなさんにも、同じような「スイッチが切りかわる瞬間」が、必ずあると思うんですね。今は気が付かずに、ただ素通りしているかもしれませんけれど。
■遊び心。楽しめる、挑戦。
私はエリートでも資産家でも、ありませんから、何か新しい挑戦をする時は「本当にヒヤヒヤ」します。それでも、何処かに必ず「遊び心」といいますか、新しいスパイスを加え真面目すぎずに、どこかは楽しむように心掛けています。
何かを「表現する」ということは「昨日よりも、少しだけでも良いモノを」「わずかでも、新しい風を」と、工夫を続けることですから、そういう「遊び心」がないと続かないと思うのですね。楽しめないと、自分自身が参ってしまいます。そのひとつが、今回お話ししている「恥ずかしいところ」に、あえて挑戦してみる、ということです。
サトウの仮説:
自分のイメージじゃない、と考えて(思い込んで)いるところに、新しいヒントがある。
結論:
嫌だ面倒だ恥ずかしい、というエッセンスを少しずつ、試していく。それが、新しい流れを生み出す誘い水になるかもしれない』
そんな「ささやかな挑戦」を、少しずつでも毎日加えていけば、あなたのwebには新しい「世界観」が、生まれてきます。私は「それ」を体験から学びました。
いつもと同じところで考えていては、結局いつもと同じ結果しか生まれてこないものです。時には、自分が「苦手だ」「恥ずかしい」と感じる世界にも思いきって挑戦してみては、いかがでしょう? そこにこそ、飛躍のヒントが隠れているかもしれないからです。
伝わる文章講座 佐藤 隆弘 拝
リニューアルの追伸
恥ずかしく感じること、の他にも新しい可能性を見つけるキーワードは複数存在します。「自分には無理」「まだその時期じゃない」「もう少し上手になったら」など、普段その人が「それが常識(当然)」と考えていて、検証すらしてこなかった部分にこそ、ヒントが眠っているものです。信頼できる方に客観的に批評してもらい「すこしだけ」いつもよりも足を踏み出す方向を変えてみる。すこしだけ、あと、ほんの少しだけ、と目標に向けて足を進めてみてください。