ルール73 私(佐藤)が考える良い文章 3つのポイント。
ルール 73
「良い文章」とは「どのような文章」なのか?
あなたにとって「よい文章」とは、どのような文章でしょう? たくさんの文章を添削してきて感じるのは、
良い文章 = 繊細で情感溢れる言葉を使った文章
と、考えている人が多いということです。文学作品のような、もしくは芸術作品を思わせるような、そのような言葉を使って文章を書きたい、と考えている方が多いように感じるのです。
もちろん、この考えが間違っていると指摘する訳ではありません。しかし、私(佐藤)が考える「よい文章」とは、
1)わかりやすい文章(技術)
2)おもしろい文章 (視点)
3)書き慣れた文章 (演習)
この3つがバランス良く組み合っている文章だと考えています。どれかひとつでは駄目なのです。ふたつは優れていて、ひとつだけが普通というのも駄目。3つがバランス良く組み合わされ、一定の水準まで磨き上がったところで、しっかりとした土台ができあがるのです。
もしも今あなたが書いている文章が、一生懸命に書いているのに伝わっていない、と感じているのならば、この「3つすべて」を確認してみてください。表面的な部分を調整しても、すぐに足元が崩れてしまいます。土台がしっかりとしていないと、目的地まで大きく飛び上がることはできないのです。
また別の機会に、この3つについて詳しくお話ししてみたいと思います。今回はまず、情感溢れる言葉探しの前に土台を固めてみましょう、ということです。
伝わる文章講座 佐藤 隆弘 拝
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