ルール その65
名前が持つ力とは(その1)
「名前」が、運命を決める。
今、目のまえに大きな白い布が一枚あります。あなたはその布を、真ん中から切り、2つに分けました。そして、
左側の布には「ふきん」と。右側の布には「ぞうきん」と。それぞれに、名前をつけました。
↓
↓
↓
↓
一ヶ月後
↓
↓
二ヶ月後
↓
↓
そして、三ヶ月後
「ふきん」は、テーブルの上で活躍中。
「ぞうきん」は、ボロボロになってゴミ箱へ。
名前が与えられると、役割が生まれる。
名前、について考える時、私はいつも、この話を思い出します。いつ、どこで、この話を聞いたのか、読んだのか、それはもう忘れてしまいました。ただ「名前」という、言葉について考える時、いつもこの話を思い出します。
名前という「ことば」が与えられた瞬間、それには「役割」が与えられます。同じもの、だった「それ」が、名前が与えられた時を境に、その後の運命が大きく変わるわけです。
「ふきん」「ぞうきん」
2つの運命を決めたのは、わずかに数文字の「ことば」だったんですよね。
「ことば」には、不可思議な力があります。
ことば、には、今あなたが想像しているよりも、不可思議な力があります。それがわかりやすく表れているのが、名前かもしれません。今、あなたの周りには、どのような「名前」が集まってきていますか?どのような「名前」が付けられていますか?どのような「願い」で、その名前が与えられたのでしょうか?
少しだけ、身の回りの「名前ということば」について考えを巡らせてみてください。人名・会社名・商品名、とりわけ「あなた自身の名前」に思いを巡らせてください。そこには、もしかすると、今のあなたに必要なことが、表れているかもしれないからです。
※名前が与えてくれたもの その2へ>>>
伝わる文章講座 佐藤 隆弘 拝
当ホームページ上では、各国の著作権法、及び条約等により保護されている 文章、図画、写真、プログラム、編集著作物、データベース、及びこれらの二次的著作物等の各著作物が 含まれている場合があります。ホームページ内の著作物について、権利者に無断で複製、配布、貸与、送信、放送、変造等の行為を行うことは、 著作権の侵害となり、法的に罰せられる事があります。